秋の特集
秋に楽しむ旬の味覚
いよいよ食欲の秋到来! 秋刀魚、鯖、鮭といった魚介類から、きのこ各種、里芋、栗…等々、秋から冬にかけて美味しい旬の食材がいっぱい登場してきます。
そこで今月の特集は「秋に楽しむ旬の味覚」! おすすめの料理レシピはもちろん、秋が旬の食材を美味しく食べるためのお役立ち情報満載です!!
秋の特集
いよいよ食欲の秋到来! 秋刀魚、鯖、鮭といった魚介類から、きのこ各種、里芋、栗…等々、秋から冬にかけて美味しい旬の食材がいっぱい登場してきます。
そこで今月の特集は「秋に楽しむ旬の味覚」! おすすめの料理レシピはもちろん、秋が旬の食材を美味しく食べるためのお役立ち情報満載です!!
ガーリック&ハーブとオリーブオイルでマリネしたさんまをそのまま焼くだけ。簡単ながら普通の塩焼きとは異なる洋風の一品に。ワタの部分のほろ苦さとガーリック&ハーブの風味が絶妙にマッチします!
なす・トマトソース・モッツァレラチーズをミルフィーユ状に重ねて焼き上げる、とってもシンプルなグラタン。チーズがとろりと溶けている熱々のうちにどうぞ。
食欲の秋、実りの秋、一年中でいちばん食べものがおいしいときです。
脂ののったさんま、さば、香りのよいきのこ、愛らしい木の実、ふっくらとした根菜類などなど。
豊かな秋の味覚をよりおいしくいただくための、ちょっとしたコツやポイントを紹介しましょう。
生のさんまは9月~12月に出回ります。身の厚いものは脂がのっている証拠。目が澄んでいて腹に破れがないものが新鮮です。氷詰めの中から選べるとしたら、持ったときにピンとしていて、傷のないものを選びましょう。
まな板の上に新聞紙を広げ包丁の刃先で腹側のウロコをこそげ取り、洗ってペーパータオルではさみ、水気をふく。シンプルな塩焼きに、この手間は不可欠。グンとうま味がアップ。塩をふって10分ほどおくと、余分な水分を落として臭みが取れ、身のうま味が引き立つ。1尾を半分に切り、それぞれ2カ所ほど切り目を入れると、火の通りがよくなりおいしく焼ける。
通常、さばといえば真さばを指します。秋から冬が旬。目が澄んで、腹が銀色に輝き、皮の模様がくっきりとして身が堅くはっているものが新鮮です。
貯蔵性がよく年中出回りますが、旬は秋から冬。見た目に張りがあり、皮がしっとりと湿っているものが新鮮。皮が乾いて、ひび割れしているものは避けましょう。洗ってあるものや、皮をむいてパックに入ったものも市販されていますが、味の上では土がついているもののほうがダンゼンおすすめです。
南国生まれの里芋は寒さと乾燥に弱いので、冷蔵庫に入れるのは禁物。土つきのまま新聞紙などに包んで室温で保存しましょう。洗ったものは、傷みやすいので、早めに使いきりましょう。
秋だけに出回る菊の花。食用菊のほとんどは山形県産です。花を食べる…ちょっとぜいたくな気分させてくれます。傷や変色のないものを選びましょう。
菊の花は花弁だけを取り、酢を入れた湯でふくらんだ感じになるまでゆでる。冷水にさらして粗熱をとり、水気を絞る。冷凍保存も可能。
下ゆでした菊の花は、ゆでたきのこや青菜などと和えたり、サラダの具材や、ご飯に混ぜて楽しめる。
イチョウの木の黄色い実、これがぎんなん。はしりの頃は翡翠色、熟すと黄色になります。外側の肉質部は熟すと強烈なにおいがあるので、完全に腐らせてから洗浄して市場に出回ります。殻につやがあり、白色で大きなものが良品。素揚げや炒めもので楽しめます。
専用の殻割り器または包丁の背などで一粒ずつ叩いて割、殻を取り除く。鍋にぎんなんとひたひたの水を入れて火にかけ、玉杓子の背をあてぎんなんを転がしながら薄皮をむく。ざっとむけたら水にさらし、取りきれてない薄皮をむく。
栗のほっこりした味わいは秋ならでは。ときには生栗を使った料理にもトライしてみましょう。ご飯はもちろん、肉とも相性よしです。見た目より重みがあり、表皮につやと張りのあるものを選びましょう。
皮を柔らかくするため、30分ほど水につける。栗の底を切り落とし、上から下に向かって縦に包丁を入れ、外側の鬼皮と内側の渋皮も一緒にむく(渋皮が残ったら、芋の皮をむく要領で薄く削るように取り除く)。むいた端から水(またはみょうばん水)にさらし、アクを抜く。途中で軽くもみ、水を取り替えて30~60分ほどおく。