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冬の特集

大根を美味しく食べる

ふろふき大根やぶり大根などの定番料理はもちろん、おでんや煮物、味噌汁などの具として、またサラダや洋風料理などにと、日々の食卓に欠かすことのできない野菜、大根。一年中いただける野菜ではありますが、やはり旬の時期の美味しさは格別ですね。
そこで今月の特集は「大根を美味しく食べる」です!おすすめの料理レシピはもちろん、大根を美味しく食べるためのお役立ち情報が満載です!!

レシピ提供
  • 料理家 村松りん 〜RIN's KITCHEN〜
  • 齋藤 優
  • ABC Cooking Studio
  • 料理レシピ検索しゅふしゅふ〜ず
  • 岩井 江里日

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ワンポイント・コラム

大根の基礎知識

目利きのポイント
白くてつやがあり、全体に太くて重量感のあるものを選びましょう。葉がしっかりと元気なものは新鮮です。葉がカットされているものは、残った茎の部分がみずみずしいものを。
下ごしらえのポイント
煮物に使う場合は、ほかの材料と一緒に煮込む前に大根だけ下ゆでしておくと、苦みも抜け、味が染み込みやすくなります。米のとぎ汁(もしくは水に米を少量加える)を使って竹串がスッと通るくらい、水から約15〜20分ほどゆでましょう。
保存のポイント
葉つきのものを買った場合は、葉に養分をとられるので買ったらすぐに葉を根元から切り落とします。カットした大根は切り口をふさぐようにラップで包み、葉はビニール袋か保存袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。植わっているとき同様に立てて保存するとよいでしょう。
部位別おすすめの食べ方
葉に近い部分はサラダや浅漬けなど生食に使いましょう。真ん中の太い部分はおでんやふろふきなどの煮物に向いています。先の方は辛味が強いので、おろして薬味などに使うとよいでしょう。

大根の切り方

煮物用の面取り
まず1.5〜2cmぐらいの輪切りにし、皮を厚めにむきます。次に、包丁を切り口の角にあてて両面とも角の部分を取っていきます。こうすることで長時間火にかけても煮くずれしません。
最後に片面のみ、全体の厚さの1/3ぐらいまで十文字の切り込み(隠し包丁)を入れておくと、味がしみこみやすくなります。
縦のせん切りと横のせん切り
大根は縦に繊維が入っていますので、せん切りにするときは料理によって縦のせん切りと横のせん切りを使い分けましょう。
サラダなどシャキシャキした歯ごたえを楽しみたいときは縦のせん切り。大根を厚めの輪切りにし、切り口の上下方向に薄切りにして、さらにそれを重ねて繊維にそってせん切りにします。 和え物や味噌汁の具などやわらかな口当たりに仕上げたい場合は横のせん切り。大根を薄い輪切りにし、それを重ねてせん切りにします。

大根は葉も皮も活用しよう!

大根は葉も皮も美味しく食べることができます。
葉はカロチンなどの栄養を豊富に含んでいます。茹でておひたしにしたり、細かく刻んで漬物にしたり、炒めものやチャーハンの具にしたりして活用しましょう。
皮は細切りにしてきんぴらにしたり、塩もみして漬物にしたりすると美味しく食べられます。みじん切りにしてお味噌汁やスープの具にしてもよいでしょう。

みなさまからお寄せいただいた“大根”に関するお役立ち情報

  • 大根を無駄なく食べる方法を紹介します。まず葉をきれいに洗い細かく切って、じゃこと醤油でいためる。大根の皮を厚めに剥いておでんやぶり大根に。皮は、千切りにして、塩昆布と少々の醤油で炒める。一本まるごと残さず食べられます。
  • 生でサラダで食べることが多いです。辛味が強いときは水に1時間くらいつけておくと和らぎます。
  • おろし大根を茹でたてのうどんにかけて、めんつゆをかけていただきます。食欲のないときに、ぴったりです。
  • 大根の煮物は、まず大根の皮を厚くむいて使います。料理が出来上がったら一晩寝かし大根を冷まします。冷ますことによって味が大根に浸み込み美味しくいただけます。
  • 大根おろしに、刻んだしそ、ちりめんジャコをたっぷりいれ、最後にお醤油をたらして、おつまみ完成!
  • シチュー、スープ、カレー等にいつもいれます。どんなスープにもあいます。
  • 大根の葉っぱをチャーハンの具として入れるとおいしいです。
  • スライサー(手動)で薄く幅は広めにスライスして、軽く塩をふってからレタスなどと合わせて好みのドレッシングをかけて食べる。いくらでも食べられます。
  • 大根おろしを作って冷凍保存しておくと便利です。
  • 大根はお米のとぎ汁で下ゆですると、味のしみこみが良く、とても美味しくなります。また、大根=和風と考えがちですが、ごま油などで表面に焦げ目が付くぐらい炒めてから煮ると、美味しさが一段とアップします。
  • 大根のひょうし木切りと水菜を合わせ、ごまドレッシングでいただく。シンプルですがとてもおいしい!!
  • ピーラーで薄く削いで、鍋のときしゃぶしゃぶ大根にすると、手軽にたくさんの大根を食べられます。
  • 冬になると野菜が高くなります。大根は季節物なので丸ごと一本のほうが安価で手に入りますが、三人家族なのでなかなか食べきれません。そんなときは、太めの千切りや、いちょう切り、輪切り・・とスライスして、天日干しにします。味噌汁や煮物にしたり・・と、同じ大根の味噌汁でも一味違って、バリエーションが増えた気分になります。
  • 大根に含まれるジアスターゼが消化を助けるので、油っぽい肉料理の時は、しらすおろしなど、生で大根をとれるお料理を添えます。
  • 豚の角煮の中に大根を煮込んで食べると、ご飯のおかずとビールのおつまみに最高ですよ!!
  • お餅を焼いて、お醤油と大根おろし、かつお節をかけて食べるととてもおいしいです。
  • 普通の昆布だしの鍋に豚、鳥つくね、あぶらあげ、ほうれん草などを入れ、大根おろしをまるまる一本使い鍋に入れる。ヘルシーで美味しくいただけますよ。雪鍋とよんでいます。
  • 大根の葉を味噌汁に入れるとき、湯がいた葉を軽く油で炒めてから入れてみてください。コクがでてとてもおいしくなります。
  • 大根とお肉のミルフィーユ鍋の作り方。【材料】大根:1本、豚肉:適量、好みの鍋つゆ:適量【作り方】1.皮を剥いた大根を薄めの輪切りにする。2.肉は食べやすい大きさに切る。3.鍋につゆを入れる。4.大根を敷き詰めたら、肉を敷き詰めるを繰り返す。5.コトコトとやわらかくなるまで煮込んだら完成。もし大根が葉付きだった場合は、一番上に大根の葉を敷き詰めても美味しく、見た目も鮮やかです。
  • みずみずしい大根はおろすとたくさん汁が出ます。焼き魚などに添える時には軽く汁気を絞りますが、その汁をご飯を炊くときに入れると、ふっくら炊けます。
  • 大根とホタテのサラダの作り方。短冊切りの大根と缶詰のホタテ貝柱を適当にほぐしてマヨネーズであえるだけ。彩りにかいわれ大根を添えます。お好みで黒コショウを少々。
  • お勧めの食べ方は大根を細かく切って少しだけ乾燥させる事です。切ったらざるなどに入れ、涼しい所に置いておくだけでも良いです。水分が少し抜け、炒めると美味しくいただけます。