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冬の特集

雑炊・おかゆ・リゾット

寒い日が続くと、温かいものが食べたくなりますね。
そこで今回の特集は「雑炊・おかゆ・リゾット」!温かくて身体にやさしいメニューをピックアップしました。レシピはもちろん、お役立ち情報満載です!

レシピ提供
  • 齋藤 優
  • 岩井 江里日
  • 料理家 村松りん 〜RIN's KITCHEN〜

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ワンポイント・コラム

雑炊・おかゆ・リゾットの違い

雑炊・おかゆ・リゾットはどれも汁気のある米料理ではありますが、それぞれ作り方自体が違います。(「鍋のあとに作るのが雑炊、具が入っていないのがおかゆ、洋風のものがリゾット」というわけではありません。)
堅苦しく考えることはないですが、雑炊・おかゆ・リゾットをおいしく作るためにもまずはそれぞれの違いを把握しておきましょう。

雑炊
一度炊いたご飯を野菜や鶏肉、魚介類などの具と一緒にたっぷりのだしでさっと煮たもの。しょうゆや味噌などで味つけをして仕上げます。「おじや」とも呼ばれ、もともとは残りものの冷やご飯を水で増やすことから「増水」と書いていましたが、いろいろな具を入れるようになり「雑炊」の字が当てられるようになったとか。
おかゆ
普通のご飯よりも水分を多くして炊いたやわらかいご飯のこと。そのため、おかゆは一度炊かれたご飯に水を足して作るのではなく、お米から作るのが本来の作り方です。米1に対して、水5の割合で炊いたものを「全がゆ」、水7で炊いたものを「七分がゆ」、水10で炊いたものを「五分がゆ」といいます。また、具の入っていないおかゆのことを「白がゆ」といいます。
リゾット
リゾットは、そもそもイタリアの代表的なお米料理のことです。米を炒めてからスープで煮て作るのが基本。具には野菜や魚介類のほか、きのこやチーズがよく使われます。米は洗わず、そのままオリーブオイルやバターなどで炒め、スープを加えながら煮ていき、パスタ同様に少し芯が残るアルデンテの状態に仕上げます。

残ったご飯で気軽に雑炊を作ろう!

「雑炊は鍋のあとに作るもの」と思い込んでいませんか? 確かに鍋の締めくくりに作る雑炊の味は格別ですが、ご飯が残っていればいつでも簡単に作れるのが雑炊の良いところ。お酒を飲んだあとの締めの一品はもちろん、前日のご飯の残りを活用して朝食にするなど、もっと気軽に作ってみましょう。

簡単に作れる雑炊の基本

残ったご飯をザルに入れてさっと洗い、水気を取っておきます。市販の白だしなどを水で薄めただし汁で野菜や魚介などの具を煮て、火が通ったらご飯を入れ、温まる程度少し煮たら、しょうゆ・味噌などの調味料を加えて味を調えれば出来上がり! お好みで卵を入れてとじましょう。

おいしく作るコツ
雑炊は粘り気なくサラッと仕上げるのがポイント。ご飯は必ず一度水で洗っておくようにし、ご飯を加えたあとはあまり煮込まないようにしましょう。

みなさまからお寄せいただいた“雑炊・おかゆ・リゾット”に関するお役立ち情報

  • 玄米(白米でも可)を炊飯器でおかゆを炊く水の量にし、鶏がらスープの素と塩をいれて炊く。トッピングにポテトチップスのうす塩(コンソメでも可)をのせて中華粥風にして食べる。
  • リゾットにチーズを加える際、数種類かつ多めにするのがおすすめです。
  • さつまいもをいれて仕上げにちょっとおしょうゆをたらしたおかゆが大好きです。
  • 雑炊・おかゆ・リゾットともに仕上げに味噌を少し入れると、風味が増しておいしいです。おかゆにとき卵ではなく、温泉卵をいれて万能ネギをいれてもおいしいです。
  • 普通のお米を炊く2倍の水の量で普通に炊飯器で炊く「おかゆ」が好きです。その時に最初から昆布一枚と梅干を2個ぐらい入れておきます。炊き上がったら昆布は取り出し、梅は適当につぶします。塩分が足りなければ食卓で各自、塩を振ります。簡単で、おなかに優しく美味ですよ。
  • おかゆは中華粥が大好きです。シンプルに市販の中華スープの素(ペースト状のもの)を使って作ります。トッピングは、鳥の皮を焼いたものか、鮭の皮を焼いたもののどちらかです。好みで、お酢をかけていただきます。
  • 牛乳にコンソメを入れてごはんを入れるととてもおいしいおかゆになります。
  • 細くて小さいベビーアスパラガスを厚めの輪切りにしたものが、お米と良くマッチして美味しいリゾットになります。
  • おかゆを炊くときに梅干(できれば、本格的に漬けたもの)を1個入れると、程よく塩分がきいておいしいです。梅干をくずしながら食べます。
  • 仕上げにショウガを一つまみ入れます。体が温まるし、どんなレシピにも合います。
  • 雑炊はやはり、お鍋の後にするのが一番美味です!ご飯、塩少々、ネギ、溶き卵入れて蓋をして卵が固まりきらないうちにかき混ぜて、器に盛ってポン酢とブラックペッパーを入れます!(ブラックペッパーは、その場で挽くタイプが美味しいです)これで、ぐんと雑炊が美味しくなります。
  • キムチ雑炊…材料:ご飯/キムチ/市販の白だし/卵…作り方:1.一人用土鍋にお湯を沸かし、ご飯を適量入れる(雑炊ですので入れすぎないように)2.白だしを小さじ1ほど入れ、キムチも入れる。3.真ん中にくぼみを作り、卵を割り入れ、蓋をして卵が半熟になったところで出来上がり。
  • リゾットというとお米を最初から煮詰めて作る方法で面倒な気がしますが、我が家は簡単です。まず濃い目の具沢山トマトスープを作ります。そして熱々の固めのご飯を用意してたっぷりスープを掛けてその上にパルメザンチーズをたっぷり掛けて出来上がり。
  • 子どもに好評な「あっさり雑炊」です。とっても簡単。ダシをカツオブシでとります。ここがポイント。(面倒な時には、かつおだしの素を使ってしまいますが、すぐにバレます)そのダシの中にひやご飯を入れて煮るだけ。青味にネギの小口ぎりにしたもの・ミツバ・ニラ・大葉など、季節にあったものを。焼き海苔を細く切って保存しておいた物をパラリとかけるのが好きです。