今、巷で話題の「静岡おでん」とは?
最近にわかに全国的に人気が広がりつつある「静岡おでん」。「聞いたことはあるけど、普通のおでんと何が違うの?」という方も多いのではないでしょうか。
静岡おでんは、まず、牛のすじ肉でだしを取った真っ黒なスープが特徴です。タネはすべて串に刺された状態で煮込まれていて、「黒はんぺん」や「牛すじ」「なると」といったタネが、いわゆる普通のおでんとはちょっと異なる特徴的なタネ。食べるときに青のりとだし粉をかけていただきます。
ちなみに、静岡おでんを全国にアピールするために立ち上がったという「静岡おでんの会」が定義した「静岡おでんの五ヶ条」は以下の通り。
- 黒はんぺんが入っている
- 黒いスープ(牛スジ)
- 串にさしてある
- 青のり・だし粉をかける
- 駄菓子屋にある
もともと駄菓子屋さんで子供たちがおやつとして食べていたというだけあり、感覚的には大阪の「たこ焼き」や東京の「もんじゃ焼き」のような存在といったところでしょうか。
今回の特集ではおつまみ道場オリジナルの静岡おでんレシピもご紹介していますので、ぜひ一度ご家庭でチャレンジしてみてください。
全国のおでんダネ&創作おでんダネを楽しもう!
大根、こんにゃく、ちくわ、がんもどき、さつま揚げ…といった定番のタネ以外にも、地域によってさまざまなおでんダネがありますね。また、最近では創作系のおでんダネも新たにいろいろ誕生しています。
以下にいくつかご紹介しますので、試してみてはいかがでしょうか。
- ほっき貝・ほたて貝・つぶ貝
- 北海道ではこれらの貝類がおでんダネによく使われます。
- ちくわぶ
- 関東のおでんでは定番のタネ。小麦粉のたんぱく質(グルテン)をちくわ状に固めたものです。
- 黒はんぺん
- いわしを主原料にしたはんぺんで、静岡・焼津の名産品。「静岡おでん」とともに全国的に知られる存在になりました。
- 牛すじ
- 大阪のおでんの代表的なタネですが、実は名古屋や静岡など東海地方でも定番のタネ。
- 生湯葉
- 湯葉はもちろん京都の名産。京都では生湯葉がそのままおでんダネに使われます。
- たこ
- 関西では、適度な大きさに切り分けたたこがそのままおでんダネになります。
- 水菜
- 最近は野菜そのものをおでんダネにするのが人気。水菜はその代表的なものです。
- 餃子巻き
- 餃子をすり身に包んで揚げたもの。九州・博多のおでんには欠かせません。
- 豚足
- 沖縄では一般的な食材で、おでんダネにも使われます。
- トマト
- 湯むきしたトマトをそのまま使います。今大人気の創作系おでんダネです。
- ロールキャベツ
- 地方を問わず人気のあるおでんダネ。溶けるチーズだけをキャベツで包んだ「チーズロール」もおすすめ。
- 玉子焼き
- いわゆる「だし巻き玉子」をそのままおでんダネに。しょうゆベースのおでんだしに意外なほどマッチします。
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