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夏の特集

ピリ辛料理

唐辛子、カレー粉、豆板醤、コチュジャン…この季節、香辛料を効かせた料理がおいしいですね。激辛ものはちょっと…という人も、適度な辛さが魅力的な“ピリ辛”は大好きなはず!
そこで今回の特集はピリ辛料理! オリジナルレシピはもちろん、おいしい“ピリ辛”情報満載です!

レシピ提供
  • 齋藤 優
  • 料理家 村松りん ~RIN'S KITCHEN~
  • 料理レシピ検索しゅふしゅふ~ず
  • 料理研究家 高橋善郎
  • 岩井 江里日

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ワンポイント・コラム

ピリ辛”は元気のもと!

おいしくて食欲をそそり、夏バテ防止にぴったりのピリ辛料理。ピリ辛のもととなる辛み成分にはさまざまな健康効果があります。

唐辛子でエネルギー代謝アップ
唐辛子を食べると体が熱くなり汗が出ますが、これは唐辛子の辛み成分である「カプサイシン」によるもの。カプサイシンは体内のエネルギー代謝を盛んにし、熱エネルギーを体外へ放出させます。
にんにくでスタミナアップ
にんにくの臭いと辛みの成分であるアリシンはビタミンB1の吸収を高めるため、スタミナアップに効果的。またスコルジニンという成分は新陳代謝を活発にし、疲労回復に役立ちます。
しょうがの抗酸化作用
しょうがの辛み成分であるジンゲロンやショウガオールには強い抗酸化作用があり、疲労回復や病気に対する自然治癒力アップを手助けしてくれます。
わさび・辛子の抗菌作用
わさびや辛子のツンとする辛み成分には強い抗菌作用があり、生ものの菌の増殖を抑えて食中毒を防いでくれる働きがあります。

いつもの料理を“ピリ辛”に仕上げよう!

エビチリ、マーボ、豚キムチ…など、定番的なピリ辛料理をつくるのもよいですが、いつもの家庭料理だって相性の良い香辛調味料を加えれば、簡単にピリ辛風味の一品に仕上がります!
たとえば…

  • 肉じゃがにカレー粉を加えて…肉じゃが カレー風味
  • ぶり大根に唐辛子粉を加えて…ピリ辛ぶり大根
  • コロッケの具にキムチを入れて…ピリ辛キムチコロッケ
  • 野菜炒めに豆板醤を入れて…ピリ辛野菜炒め
  • ドレッシングにコチュジャンを加えて…ピリ辛野菜サラダ

…ほかにも、いろいろアレンジしてみましょう!

定番の“ピリ辛だれ”を覚えておこう!

和え物、煮物、焼き物、炒め物と、いろいろ使える万能のピリ辛だれを覚えておくと、ピリ辛料理のバリエーションが広がります。(カッコ内は分量の割合)

和風ピリ辛だれ
しょうゆ(1)、みりん(1)、酒(1)、唐辛子の輪切り(適量)
中華風ピリ辛だれ
しょうゆ(4)、酢(2)、豆板醤(1/2)、ラー油(1/2)、砂糖(1/2)
韓国風コチュジャンだれ
しょうゆ(2)、酢(2)、コチュジャン(4)、にんにくのみじん切り(1/3)、砂糖(1)
タイ風ナンプラーだれ
ナンプラー(3)、酢(4)、水(1)、砂糖(1)、にんにくのみじん切り(1/6)、唐辛子の輪切り(適量)

みなさまからお寄せいただいた“ピリ辛料理”に関するお役立ち情報

  • 家でキムチチャーハンや石焼ピピンパプを作るときは、ごま油でまず唐辛子とキムチをよーく炒めると辛味がでて美味しくなります。韓国の方の教えです。
  • から揚げには「豆板醤マヨネーズ」
  • 夏でも人気のしゃぶしゃぶ!でも、夏はホットにひとくふう!胡麻だれにラー油をたっぷりと入れて食べてみてください。絶妙に旨い!ビールも進む!良い感じです。
  • にんにくを漬けた醤油は隠し味です。
  • 豆板醤を使うときは少量のテンメンジャンを加えるともっとおいしくなります。
  • 鶏のから揚げをするときに、普通の味付けにキムチの素をプラスすると、臭み抜きもかねて、すごくおいしいです。
  • 意外に見落としがちですが、隠し味に砂糖を入れることです。辛味が引き出され、味に深みが出ます。特に豚キムチなんかには絶対入れることをお勧めします。でもあくまで、隠し味ですよ。
  • ピリ辛料理は、アツアツで食べた方がおいしいので、皿をお湯で温めておいたり、冷めないような工夫をしています。
  • 夏野菜のみそあえ・・・きゅうり、なすは薄切りにし、なすはあく抜きをしておく。つぎに、青とうがらしを細かくきざみ、なすときゅうりといっしょにみそであえる。このとき、手でよくまぜあわせる(ここがポイント!)。うまみ調味料をほんの気持ち程度加えてできあがり。夏の暑いときにぴったりのさっぱりメニューです。火も使わず、とっても簡単。うちでは子供の頃からよく父がつくってくれました。もちろんビールにも合います。
  • 我が家のぴり辛料理といえば、なんと言っても「鍋」です。(ベタですが・・)特に夏場、汗ダクになりながらビールと一緒にいただくのが最高です!しかし、小さな子供がいるのでキムチ鍋などとても食べられません。なので、味噌ベースの鍋に、薬味代わりにコチジャンを各自加えます。これなら子供は味噌鍋、大人はピリ辛(又はゲキ辛)チゲ鍋を楽しめます。
  • 輸入食材屋に売っている スイートチリソースという調味料が気に入って何にでもつけて食べています。はじめは生春巻きにつけていたのですが 唐揚げやピザ、ポテトフライなど うまい、うまい!もうビールがむちゃくちゃすすんでしまうんです!!!
  • 我が家では料理を辛く仕上げるときにはとりあえずトウバンジャンを入れます。味噌汁(赤出し系味噌で豆腐と油揚げにはすごく合う!)に入れるとチゲのような味になりますし、オリーブオイルと塩・コショウ・ニンニクみじん切りを混ぜた手作りドレッシングにもトウバンジャンを少々入れますとピリッとして冷やっこ&白髪ネギにかけて食べると食欲が出ます。とにかく料理には何でも入れてみてます(笑)
  • オリジナルピリ辛料理:(1)鶏皮ピリ辛揚げ:鶏皮をしょうゆと七味(ラー油の時もあります)に漬け込み、片栗粉をまぶし揚げる。(2)茹で鶏皮のラー油和え:鶏皮をボイルする。たれ(酢小匙2・しょうゆ小匙2・ごま油小匙1・ラー油小匙2・ねぎの小口切り適宜)にからめる。
  • 居酒屋ぴり辛料理定番の豚キムチを家で作る時は お皿にたっぷり そうめんを敷いてから豚キムチをのせて これ一品で おつまみ&主食として、夏に食欲が無い時は済ませてしまいす。
  • 枝豆を食べるときにちょっと一工夫。ゆでた枝豆をサヤから取り出して小皿に盛り、爪楊枝で一粒づつ刺して、醤油とラー油のたれをつけて食す。